建設・内装の手順書は、事務所では整っていても、現場で開かれないことがよくあります。手袋をしたまま、脚立の上で、分厚い文書の中から自分の工程を探す人はいません。
この記事では、現場でスマホで撮った写真を材料にして、事務所で手順書に仕上げ、QR で現場へ戻すという、無理のない分担を紹介します。業務マニュアルのウェブサービス「JUNPAS(じゅんぱす)」で、実際にできることに絞って書きます。
現場の手順書で、開かれない理由
内装や施工の現場は、日によって場所も職人も変わります。そこで使う手順書には、次の条件が要ります。
- 作業の手を止めずに、数秒で確かめられる
- 文章より、見てすぐ分かる写真が中心にある
- 事務所に取りに戻らなくても、その場で開ける
長い文章の手順書は、これを満たしにくいのです。写真 1 枚と短いひとことで 1 ステップにすると、現場で開かれやすくなります(考え方は「手順書を作っても見てもらえないのは、残し方の問題かもしれない」にまとめています)。
1. 現場でスマホを使って撮る
材料は、現場で撮る写真です。JUNPAS の編集画面には、ステップごとに「撮影」と「写真を選ぶ」のボタンがあります。
養生の貼り方、資材の置き場所、仕上がりの確認の位置。ベテランが「ここはこう」と手で示す場面を、そのまま撮るのがいちばん伝わります。
写真がまだ無いステップには、AI がイメージ図を仮置きすることもできます。画面には「イメージ図」の表示が付き、実際の現場写真ではないことが分かります。あとから実写真に差し替えてください。
2. 事務所で言葉を整える
ここは正直に書きます。編集画面にはスマホのカメラで撮るボタンがあります。ただ、作成・編集の画面はスマホを縦に持つと「横向きでの操作がおすすめ」と案内が出ますし、サービスの案内でも「管理・編集は PC が快適」としています。
そこで、現場で撮る、事務所のパソコンで短い文を添えて整える、という分担をおすすめします。手順の文章は、1 ステップにつき 1〜2 文で十分です。
AI に下書きを作らせる使い方もできます。箇条書きや写真から下書きが作られ、公開の前には、現場の責任者が必ず確認して承認します。
3. QR で現場に戻す
公開した手順は QR コードで開けます。現場の入口や資材置き場に印刷して貼っておけば、スマホで読み取るだけです。見るだけの人にアプリのインストールは必須ではなく、読むだけの人は人数の制限がありません。
画面は 1 つのステップを大きく表示します。「ぜんぶ」で全体を見ることもできます。
4. 現場から「ここ違う」を返す
手順は、一度作って終わりではありません。現場で「ここは分かりにくい」「この手順は違う」と気づくのは、実際に作業する人です。
JUNPAS の手順の画面には、右上に✏️ボタンがあり、「わかりづらい」「まちがいがある」「改善提案」の 3 つから選んで作成者に報告できます。報告は管理画面の受信箱に届き、対応済みにするまで管理者への通知が残ります。電話で聞き返したり、口頭で伝えたりする必要がなくなります。
建築・内装の定番の手順が、最初から入っている
業界で「建築・内装」を選ぶと、次の 5 本がスターターマニュアルとして入ります。
- 現場入場・朝の安全確認
- 養生作業(床・壁・建具)
- 資材の搬入・保管
- 作業終了・退場時の片付け
- 施工写真の撮影・報告
そのまま使うことも、自社の写真と言葉に置き換えることもできます。まず「養生作業」の写真を、次の現場で自社のやり方に撮り替えてみる。それだけでも、教える側の説明は減っていきます。
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業種のひな形が最初から入っていて、そこから自社の手順に直していける方法があります。業界別のスターターマニュアルを同梱した業務マニュアルSaaS「JUNPAS」については、製品ページをご覧ください。ご利用開始から30日間は無料トライアルです。